モバイルバッテリーのリコール一覧|対象か確かめる方法と回収窓口

2023年以降のモバイルバッテリーのリコール対象台数。Anker PowerCore 10000が約41万台で最多

消費者庁のリコール情報サイトに載っているモバイルバッテリーのリコールは、40件あります(2026年10月13日時点)。いちばん新しいのは、2026年9月24日に始まったHAIARA モバイルバッテリー(W5PRO)です。

2025年には、Anker PowerCore 10000(41万台)とAnker Power Bank 10000mAh 22.5W(40万台)も対象になりました。どちらもよく売れた製品なので、家族の誰かが持っているかもしれません。

手元のモバイルバッテリーが対象か確かめる方法

本体に印字された型番を、下の一覧の型番と照らし合わせます。型番が同じでも、シリアルナンバー・製造ロット・製造年月で対象が絞られている製品があります。その場合は各社の受付フォームに番号を入力すると判定されます。

型番は多くの製品で本体の裏面か側面にあります。箱が残っていれば、13桁のJANコードでも確かめられます。消費者庁の掲載ページには写真つきで印字の位置が載っている製品もあるので、各カードの「消費者庁の掲載ページ」から見られます。

対象だったときにすること

使うのも充電するのもやめて、事業者の窓口(電話・受付フォーム)に連絡します。どのリコールの告知も、まず使用を中止して連絡するよう案内しています。

自治体のごみには出さないでください。回収・返金・交換は窓口を通して受けるもので、ごみに出すと受けられなくなるうえ、収集車や処理施設の火災の原因にもなります。対象でない古いモバイルバッテリーの捨て方はモバイルバッテリーの正しい捨て方にまとめています。

主要メーカーのリコール

当サイトで扱っている主なメーカーでは、Ankerが4件でいちばん多く、エレコムが2件、CIO・Xiaomi・cheero・Zendureが1件ずつでした。MOTTERU・UGREEN・マクセルなど6社には、リコールの登録がありません。

メーカー 件数 対象になった製品(対応開始の年)
Anker 4件 Anker PowerCore 10000(2025年)、Anker Power Bank 10000mAh 22.5W・MagGo Power Bank Stand(2025年)、Anker 334 MagGo Battery・Power Bank 20000mAh Built-In(2024年)、Anker 535 Power Bank(2023年)
エレコム 2件 DE-M01L-10440/13040シリーズ(2015年)、旧フォースメディアの世界超速 R版(2021年開始・2026年掲載)
CIO 1件 SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & CABLE(2025年)
Xiaomi 1件 Xiaomi 33W Power Bank 20000mAh(Integrated Cable)(2025年)
cheero 1件 cheero Flat 10000mAh(2023年)
Zendure 1件 ZENDURE SuperMini 5K(2023年)
MOTTERU なし –
UGREEN なし –
マクセル なし –
Buffalo なし –
MATECH なし –
Panasonic なし –

※2015年以降、2026年10月13日時点の消費者庁リコール情報サイトの登録件数です。メーカーが自社サイトだけで告知したものは入っていません。2021年のポケモン「モンスターボール モバイルバッテリー Anker 10000mAh」は販売元がポケモンのため、Ankerの件数に入れていません。リコールが多いことは販売台数が多いことの裏返しでもあり、件数だけで安全性は比べられません。

2026年のリコール(2件)

2026年に始まったリコールは、EZO Stadias と HAIARA の2件です。どちらも電話窓口は無く、メールかフォームで受け付けています。

2026年9月24日開始・平南商事

HAIARA モバイルバッテリー

型番 W5PRO
販売期間 2025年2月〜2025年9月
対象台数 100台
対応 回収・返金
窓口 受付フォーム メール info1heinan@gmail.com 消費者庁の掲載ページ

2026年3月23日開始・unybex

EZO Stadias スタンド付きワイヤレスモバイルバッテリー

型番 ezo-508、ezo-510
販売期間 2022年12月〜2024年頃
対象台数 2,000台
対応 回収・返金
窓口 メール info@ezo-inc.jp 消費者庁の掲載ページ

2025年のリコール(6件)

2025年は6件で、Ankerの2回の自主回収だけで対象は約81万台になりました。台数が多いぶん、家族や職場に残っている可能性があります。

2025年10月21日開始・アンカー・ジャパン

Anker PowerCore 10000

型番 A1263N12、A1263016(ブラック)、A1263N22、A1263026(ホワイト)、A1263036(ブルー)、A1263096(レッド)
販売期間 2022年12月25日〜2025年10月21日
対象台数 410,124台
対応 回収・交換
窓口 電話 0120-775-171 受付フォーム 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

同じ告知でスピーカー3機種(Soundcore 3など)も対象になっています。

2025年9月2日開始・小米技術日本(Xiaomi)

Xiaomi 33W Power Bank 20000mAh(Integrated Cable)

型番 PB2030MI
販売期間 2024年8月〜2024年9月
対象台数 107台
対応 回収・返金
窓口 電話 0120-767-378 メール service.jp@support.mi.com 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

対象かどうかは本体のSNコードで確かめます。SNの位置は製品のバージョンで違います。

2025年7月17日開始・住本製作所

モバイルバッテリー

型番 YZLCC100P-10RD
販売期間 2019年1月10日〜2020年9月30日
対象台数 1,510台
対応 回収・返金(クオカード)
窓口 電話 0120-92-7312 受付フォーム 消費者庁の掲載ページ

2025年7月1日開始・Bigblue Tech

X tormモバイルバッテリー

型番 XR105
販売期間 2025年3月18日〜2025年6月30日
対象台数 258台
対応 回収・返金
窓口 電話 03-6435-7313 メール sales.jp@ibigblue.co.jp 消費者庁の掲載ページ

2025年6月26日開始・アンカー・ジャパン

Anker Power Bank(10000mAh、22.5W)

型番 A1257011(ブラック)、A12570V1(パープル)、A1257021(ホワイト)、A1257051(ピンク)、A1257031(ブルー)
販売期間 2024年5月16日〜2025年6月6日
対象台数 401,771台
対応 回収・交換
窓口 電話 0120-775-171 受付フォーム 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

A1257はシリアルナンバーで対象か確かめます。同じ告知でAnker MagGo Power Bank(10000mAh、7.5W、Stand/A1652N11・A1652N21・A1652NV1、2023年12月19日〜2025年2月13日販売、15,018台)も対象です。

2025年1月27日開始・CIO

SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & CABLE

型番 CIO-MB20W2C-5K-EX01、CIO-MB20W2C-5000-EX01
販売期間 2024年7月1日〜2025年1月27日
対象台数 20,518台
対応 回収・返金
窓口 電話 0120-337-304 受付フォーム 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

対象は背面のシリアルナンバー(SN:CIO-CN-115-1 など14種)で決まります。CIOは「類似製品がある」としているので、型番とSNの両方を見るのが確実です。

2024年のリコール(6件)

2024年は6件です。Anker 334 MagGo Battery と Anker Power Bank 20000mAh は、2025年6月に対象の型番と販売期間が広がっています。

2024年11月8日開始・ノジマ

分離式モバイルバッテリー

型番 ECMMBM52SP
販売期間 2024年1月16日〜2024年9月4日
対象台数 797台
対応 回収・ポイント返還
窓口 電話 050-3116-1234 受付フォーム 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

2024年10月7日開始・ベルキン

Belkin BoostCharge Pro Fast Wireless Charger for Apple Watch + Power Bank 10K

型番 BPD005
販売期間 2023年4月〜2024年6月
対象台数 13,122台
対応 廃棄・返金
窓口 電話 03-6706-4176 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

2024年9月24日開始・エアージェイ

モバイルバッテリー

型番 MB-T5000L BK、MB-T5000L WH
販売期間 2023年9月21日〜2024年8月31日
対象台数 21,000台
対応 回収・返金
窓口 電話 042-501-3360 受付フォーム 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

対象の製造ロット番号は 20231130、20231219、20231229、20240122 です。

2024年9月17日開始・アンカー・ジャパン

Anker 334 MagGo Battery(PowerCore 10000)/Anker Power Bank(20000mAh、22.5W、Built-In USB-C ケーブル)

型番 A1642N11、A1642N21、A16420V1、A1642051/A1647N11、A1647N21、A1647051、A16470V1、A1647061
販売期間 334:2023年7月14日〜2025年6月9日/20000mAh:2023年11月28日〜2025年4月14日
対象台数 36,730台/24,483台
対応 回収・交換
窓口 電話 0120-253-004 受付フォーム 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

2024年9月の開始時は計413台でしたが、2025年6月に販売期間と型番が広がりました。上の期間・台数は広がったあとのものです。

2024年7月4日開始・Shenzhen Baseus Technology

Baseusマグネット式ミニワイヤレス急速充電モバイルバッテリー(6000mAh 20W)/Baseusマグネット式ワイヤレス充電モバイルバッテリー

型番 PPCXM06/PPCXW06
販売期間 PPCXM06:2023年6月〜2024年1月/PPCXW06:2022年6月〜2023年12月
対象台数 3,746台/4,575台
対応 回収・返金
窓口 電話 0120-888-947 メール care@baseus.com 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

2024年7月17日開始・イケア・ジャパン

VARMFRONT ヴァルムフロント モバイルバッテリー(10400mAh/5200mAh)

型番 E2038(日付スタンプ2313・2316・2318・2319)/E2037(2318・2319・2322)
販売期間 2024年2月26日〜2024年5月10日
対象台数 計99個
対応 回収・返金または交換
窓口 電話 0066-33-812883 消費者庁の掲載ページ

店舗の返品カウンターにも持ち込めます。対象の日付スタンプ以外は対象外です。

2023年のリコール(5件)

2023年は5件です。cheero Flat 10000mAh はこの年に回収が始まりましたが、2025年にも車内での発火事故が起きました。

2023年11月23日開始・llano

llano 10000mAh Magsafe対応 ワイヤレスモバイルバッテリー

型番 llano-PBL3
販売期間 2023年9月6日〜2023年11月23日
対象台数 246台
対応 回収・返礼
窓口 メール info-yo@llanollano.com 消費者庁の掲載ページ

2023年10月11日開始・ゼンデュア・ジャパン

ZENDURE SuperMini 5K

型番 ZDSM5PD-B
販売期間 2022年11月1日〜2022年12月31日
対象台数 120台
対応 点検のうえ必要に応じて交換
窓口 電話 048-795-6199 受付フォーム 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

シリアルナンバーが「S5BIKJ」で始まるものが対象です。

2023年9月12日開始・レノボ・ジャパン

Lenovo Go USB Type-C ノートブックパワーバンク20000mAh(ブラック)

型番 40ALLG2WWW
販売期間 製造2022年1月〜2022年6月
対象台数 1,210台
対応 交換
窓口 電話 0120-988-819 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

背面ラベルの製造年月が22/01〜22/06のものが対象です。

2023年6月15日開始・ティ・アール・エイ

cheero Flat 10000mAh

型番 CHE-112
販売期間 2019年12月15日〜2021年8月23日
対象台数 39,300台
対応 回収・返金
窓口 電話 0120-083-703 受付フォーム 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

2025年7月20日に山手線の車内で発火したのはこの製品でした(後述)。

2023年2月7日開始・アンカー・ジャパン

Anker 535 Power Bank(PowerCore 20000)

型番 A1366
販売期間 2022年11月17日〜2023年1月12日
対象台数 3,627台
対応 回収・返金
窓口 電話 0120-567-845 受付フォーム 事業者の告知 消費者庁の掲載ページ

2022年以前のリコール

2022年以前に始まったものは、事業者名と製品名の一覧にしました。古い製品でも、回収の受付が続いていることがあります。連絡先は各掲載ページにあります。

対応開始日 事業者 製品 対応 消費者庁
2022年12月27日 ロア・インターナショナル HyperJuice 130W USB C バッテリーパック 返金/回収 掲載
2022年11月21日 ベイシア電器 ACアダプタ内蔵モバイルバッテリー 返金/回収 掲載
2021年12月1日 ヒロ・コーポレーション 3WAY ACアダプター一体型モバイルバッテリー 6700mAh 返金/回収 掲載
2021年10月1日 アベル リチウム充電器(3000mAh) ポータブルバッテリー(アベルブランド) 返金/回収 掲載
2021年8月26日 フォースメディア(現エレコム) PD対応 26800mAh 大容量モバイルバッテリー 世界超速 R版、R版 PSE 返金/回収 掲載
2021年7月2日 ポケモン モンスターボール モバイルバッテリー Anker 10000mAh 返金/回収 掲載
2020年9月18日 メテックス EVERBright ソーラーパワーバンク 点検 掲載
2018年10月16日 藤本電業 スティッキー リチウム内蔵充電器(CL-02シリーズ) 交換/返金 掲載
2018年6月29日 コロプラ モバイルバッテリー(ダブルケイ製) 返金/回収 掲載
2018年2月9日 全日空商事 ANAオリジナル ポータブルバッテリー 返金/回収 掲載
2017年5月26日 PQI Japan コストコ専用モデル モバイルバッテリー PQI Power 6000CV 回収 掲載
2017年3月17日 ベルソス モバイルバッテリー 20000mAh 返金/回収 掲載
2017年3月9日 ニアバイダイレクトジャパン ポケモンモバイルバッテリー 返金/回収 掲載
2017年2月27日 ハック パワーバンク エリプス 返金/回収 掲載
2016年11月18日 ハック ギガバンク、パワーバンク 返金/回収 掲載
2016年8月2日 VOX POP モバイルバッテリー(2016年3月25日からライオンズストアで販売) 返金 掲載
2016年8月2日 VOX POP モバイルバッテリー(千葉ロッテマリーンズ公式ライセンス商品) 返金 掲載
2016年7月8日 VOX POP 公式ライセンス商品 モバイルバッテリー 返金/回収 掲載
2016年4月1日 オール smartways モバイルバッテリー06(SW-MB06) 交換/回収 掲載
2015年11月21日 PowerTraveller(窓口:アンビエンテック) ミニゴリラ(minigorilla) MG001 返金/回収 掲載
2015年2月23日 エレコム モバイルバッテリー DE-M01L-10440シリーズ、DE-M01L-13040シリーズ 返金/回収 掲載

※フォースメディア(現エレコム)の「PD対応 26800mAh 大容量モバイルバッテリー 世界超速 R版」(JF PEACE8K2660ほか、計4,255台)は、対応開始が2021年8月26日で、消費者庁のサイトには2026年1月に掲載されました。窓口は0570-00-0865です。

モバイルバッテリーのリコールは毎年出ている

消費者庁のサイトに載っているものを対応開始の年で数えると、2023〜2025年は毎年5〜6件でした。2019年は0件でしたが、それ以外の年は毎年出ています。

モバイルバッテリーのリコール件数の推移
対応開始の年で数えた件数。2026年は10月13日までの分。

件数より目立つのは台数です。2023年以降のリコールを対象台数で並べると、2025年のAnker 2製品が飛び抜けて多くなります。

2023年以降のリコール対象台数
2023年以降のリコール、対象台数の上位10件。

山手線で燃えたのはリコール対象の製品だった

2025年7月20日、山手線の車内で乗客のモバイルバッテリーが発火し、乗客5人が軽傷を負いました。燃えたのは2023年6月から回収対象になっていたcheero Flat 10000mAhでした(ITmedia Mobile)。

回収が始まってから2年たっても、手元に残って使われ続けていたことになります。リコールは告知が出た時点で終わりではなく、持ち主が気づいて連絡するまで危険が残ります。

当サイトの製品ページでリコール対象と同じ型番のもの

当サイトに製品ページがあるもののうち、次の4つはリコール対象と同じ型番です。どれも販売期間やシリアルで対象が絞られているので、同じ製品名でもすべてが対象というわけではありません。各ページにも注意書きを入れています。

よくある質問

いちばん新しいモバイルバッテリーのリコールは?

2026年9月24日に回収・返金が始まった平南商事の「HAIARA モバイルバッテリー」(型番W5PRO、2025年2〜9月販売、100台)です(2026年10月13日時点の消費者庁リコール情報サイト)。

Ankerのリコールは、どれが対象か分かりにくいです。

2025年はPowerCore 10000(A1263)とAnker Power Bank(10000mAh、22.5W/A1257)が対象です。A1257はシリアルナンバーで対象かどうかが決まるので、本体の印字を確かめてAnkerの受付フォームに入力してください。

2025年でいちばん規模が大きかったリコールは?

Anker PowerCore 10000の410,124台です。次がAnker Power Bank(10000mAh、22.5W)の401,771台で、この2製品だけで約81万台になります。

山手線で燃えたモバイルバッテリーはリコール品だった?

はい。2025年7月20日に山手線の車内で発火したのは「cheero Flat 10000mAh」(CHE-112)で、2023年6月15日から回収・返金の対象になっていた製品でした。

リコール対象のモバイルバッテリーは、ごみに出していい?

ごみに出さず、まず事業者の窓口に連絡してください。どの告知も「使用を中止して連絡を」と案内しており、回収・返金・交換は窓口を通して受けます。

型番がどこに書いてあるか分かりません。

多くは本体の裏面や側面に印字されています。箱が残っていればJANコード(13桁のバーコード番号)でも確かめられます。IKEAのように日付スタンプで、Lenovoのように製造年月で対象が決まる製品もあります。

まとめ

モバイルバッテリーのリコールは毎年出ていて、2025年はAnkerの人気製品2つで約81万台が対象になりました。型番が一覧と同じなら、各社のフォームにシリアルを入れると対象かどうかが分かります。対象なら使うのをやめて、ごみには出さずに窓口へ連絡します。

参考資料

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