捨て方・リサイクル

使い終わったモバイルバッテリーは、燃えるゴミにも燃えないゴミにも出せません。リチウムイオン電池を内蔵しているため、ゴミ収集車や処理施設で圧縮・破砕されると発火します。

実際、消防庁の調査では、廃棄されたリチウムイオン電池等を回収中の塵芥車・ごみ処理関連施設から出火した火災が令和7年だけで213件発生しています(消防庁 令和8年3月26日公表)。作業員の負傷や施設の停止につながる事故です。

自治体別の出し方

全国27自治体のモバイルバッテリーの出し方を区分別に集計した横棒グラフ。持ち込みのみが13件で最多、不燃ごみが5件と続く

モバイルバッテリーの出し方は、自治体によって根本から違います。集積場所に出せる市もあれば、持ち込み以外に方法がない市もあります。「自治体のルールに従ってください」ではたどり着けないので、確認できたものから順に個別のページにまとめています。

自治体 結論 概要
京都市
京都府
拠点へ持ち込み 定期収集には出せません。市の資源物回収拠点か移動式拠点回収へ
神戸市
兵庫県
拠点へ持ち込み クリーンステーションには出せません。黄色い円柱の電池類回収ボックスへ
札幌市
北海道
拠点へ持ち込み ごみステーションには出せません。JBRC協力店か市の回収拠点へ
千葉市
千葉県
拠点へ持ち込み 市の拠点回収です。環境事業所か新浜リサイクルセンターへ
さいたま市
埼玉県
拠点へ持ち込み ごみ収集所には出せません。白色の電池回収ボックスへ
大阪市
大阪府
拠点・訪問回収 集積場所には出せません。拠点回収か、電話で申し込む訪問回収です
堺市
大阪府
拠点・訪問回収 電話で申し込んでから出します。受付番号を書いて集積所へ
仙台市
宮城県
集積場所に出せる 「缶・びん・ペットボトル、廃乾電池類」の日に、黄色の回収箱へ
岡山市
岡山県
集積場所に出せる 月2回の「資源化物の日」に、灰色コンテナへ廃乾電池として出せます
広島市
広島県
集積場所に出せる 月2回の「有害ごみ」の日、または区役所の回収ボックスへ
名古屋市
愛知県
集積場所に出せる プラスチック資源の日に、無色透明の袋で集積場所に出せます
新潟市
新潟県
集積場所に出せる 月1回の「特定5品目」の日に集積場へ出せます
世田谷区
東京都
集積場所に出せる 不燃ごみの日に、別の袋へ「充電式電池」と書いて出せます
練馬区
東京都
集積場所に出せる 不燃ごみの日に、他の不燃ごみとは別の袋で出せます
江戸川区
東京都
集積場所に出せる 燃やさないごみで出せます。膨張・変形したものも対象です
江東区
東京都
集積場所に出せる 燃やさないごみの日に出せます。膨張品は「膨張電池」と表示して
足立区
東京都
拠点へ持ち込み ごみでは出せません。区の2施設かJBRC協力店へ持ち込みます
板橋区
東京都
拠点へ持ち込み 区では回収しません。まずJBRC協力店、だめなら不燃ごみか区の窓口
杉並区
東京都
拠点へ持ち込み 集積所では回収しません。区立施設15か所のリサイクルボックスへ
葛飾区
東京都
集積場所に出せる 膨張品やマークのないものは燃やさないごみへ。状態で出し先が変わります
大田区
東京都
拠点へ持ち込み 区内20か所の回収ボックスへ。膨張・破損品も入れられます
熊本市
熊本県
集積場所に出せる 月2回、ペットボトルと同じ日に「特定品目」として出せます
横浜市
神奈川県
集積場所に出せる 燃やすごみの日に「電池類」として集積場所に出せます
川崎市
神奈川県
集積場所に出せる 月2回の「小物金属」の日に、透明な袋と貼り紙で出せます
相模原市
神奈川県
拠点へ持ち込み 今は拠点回収のみ。2026年10月から集積場所でも収集が始まります
北九州市
福岡県
拠点へ持ち込み ごみには出せません。区役所・市民センターの回収ボックスへ
福岡市
福岡県
拠点へ持ち込み ごみ袋では出せません。回収ペール缶のある拠点へ持ち込みます

各ページの内容は自治体の公式案内をもとにしています(確認日は各ページに記載)。掲載していない自治体は、お住まいの市区町村名と「モバイルバッテリー 処分」で検索すると公式の案内が見つかります。あわせてJBRCの協力店・協力自治体検索で、家電量販店などの回収ボックスも探せます。

出す前にやること

  1. 端子に絶縁テープを貼る。USBポートなど金属が見えている部分を、ビニールテープやセロハンテープで覆います。他の電池や金属と触れてショートするのを防ぐためです。回収方法にかかわらず必須です。
  2. 膨らんでいないか確認する。平らな場所に置いてぐらつく、ケースの継ぎ目が開いている、といった変化は膨張のサインです。膨張したものは無人の回収ボックスでは受け付けてもらえないことがほとんどです。
  3. 電池の種類を確認する。本体表示が「リチウムイオン電池(Li-ion)」なら次の回収先が使えます。ナトリウムイオン電池を採用した新しい製品は、JBRCの回収対象外です。

回収してもらえる場所

出し先 特徴 膨張品
家電量販店・ホームセンターの回収ボックス 最も身近。JBRCの協力店に設置されています 不可のことが多い(スタッフに相談)
自治体の拠点回収・小型家電回収 受け入れ可否とルールは市区町村ごとに異なります 窓口で相談すれば受けてもらえる場合あり
メーカーの回収窓口 一部メーカーが郵送回収に対応しています 対応しているメーカーもあります

最寄りの回収ボックスは、JBRCの協力店・協力自治体検索で調べられます。自治体のルールは「(お住まいの市区町村名) モバイルバッテリー 処分」で検索すると公式の案内が見つかります。

膨らんでいる・熱を持っている場合

すぐに使用をやめ、燃えやすいものから離れた場所に置いてください。穴を開けてガスを抜こうとしたり、強い衝撃を与えたりするのは極めて危険です。無人の回収ボックスには入れず、店舗のスタッフか自治体の窓口に状態を伝えて相談してください。

処分までのあいだは、金属製のふた付きの缶などに入れ、周囲に燃えるものがない場所で保管します。水に浸けるのは避けてください(内部に水が入ると短絡や腐食の原因になります)。

手順を詳しく知りたい方へ

【2026年最新】モバイルバッテリーの正しい捨て方

回収ボックスの探し方、自治体ごとの違い、メーカーの郵送回収、膨張したバッテリーの扱いまで解説しています。