モバイルバッテリーは飛行機に持ち込める?2026年新ルール解説

コラム

旅行や出張で飛行機に乗るとき、欠かせないのがモバイルバッテリー。しかし2026年4月24日から航空機内への持ち込み・使用ルールが改正され、これまでの感覚のままでは思わぬトラブルにつながることもあります。実際、ある調査では旅行者の約7割が機内へのモバイルバッテリー持ち込みに不安を感じている一方、自分のバッテリーの容量を正確に把握している人は2割ほどにとどまるという結果も出ています。この記事では、2026年の新ルールのポイントと、機内に安心して持ち込めるモバイルバッテリーの選び方をわかりやすく解説します。

モバイルバッテリーは飛行機に持ち込める?

結論からいうと、モバイルバッテリーは一定の条件を満たせば飛行機に持ち込めます。ただし、モバイルバッテリーはリチウムイオン電池を内蔵しているため、預け入れ荷物(受託手荷物)には入れられず、必ず手荷物として機内に持ち込む必要があります。これは発火などの万一のトラブルに、客室乗務員がすぐ対応できるようにするためです。そのうえで、容量や個数、機内での使い方に関するルールを守ることが求められます。次の章で、2026年4月に変わった新ルールを順に見ていきましょう。

2026年4月施行のモバイルバッテリー新ルール

容量(Wh)と個数の制限

モバイルバッテリーの持ち込み可否は、容量の単位「Wh(ワットアワー)」で判断されます。新ルールでは、160Wh以下の製品を1人2個まで機内に持ち込めます。より細かくは、100Wh以下であれば個数の上限なく持ち込め、100Whを超え160Wh以下のものは航空会社への申告・承認のうえ2個までとされています。一般的なスマートフォン向けモバイルバッテリー(5,000〜20,000mAhほど)はいずれも100Wh未満に収まるため、容量の面で心配する必要はほとんどありません。とはいえ、自分のバッテリーが何Whなのかを把握しておくことが大切です。

機内での充電・給電が禁止に

新ルールで特に注意したいのが、機内での使い方に関する制限です。まず、機内のコンセントやUSBポートを使ってモバイルバッテリー自体を充電することが禁止されました。さらに、モバイルバッテリーからスマートフォンなど他の機器へ給電することも禁止されています。つまり、機内ではモバイルバッテリーを「使わずに持っているだけ」が基本となります。搭乗中は電源を切るか、ケーブルを抜いた状態でカバンに保管しておきましょう。スマホを充電したい場合は、座席に備え付けの電源を直接使うのが安心です。

ナトリウムイオン電池は持ち込み不可に

2026年4月24日の改正で、新たに「ナトリウムイオン電池(内蔵製品を含む)」が持ち込み・預け入れともに不可となりました。ナトリウムイオン電池は安全性の高さで注目される新しい電池ですが、航空輸送上の基準が定まるまでの間、機内への持ち込みが認められない扱いです。これを受けて、一部メーカーは過去に「機内持ち込み対応」と表記していた製品についてお詫びと表記修正を発表しています。手持ちの製品がナトリウムイオン電池を採用している場合は、空港へ持っていく前にパッケージや公式サイトで対応状況を必ず確認しましょう。

容量(Wh)の計算方法|mAhからの換算

モバイルバッテリーの容量はmAh(ミリアンペアアワー)で表記されることが多く、そのままではWhとの比較ができません。WhはおおまかにmAhから次の式で計算できます。

  • Wh = mAh ÷ 1000 × 3.7(V)

たとえば代表的な容量をWhに換算すると、以下のようになります。

  • 5,000mAh → 約18.5Wh
  • 10,000mAh → 約37Wh
  • 20,000mAh → 約74Wh
  • 27,000mAh → 約100Wh(ここが申告ラインの目安)

このように、20,000mAh程度までなら100Whを大きく下回るため、申告なしで持ち込めます。おおよそ27,000mAhを超えるあたりから100Whに近づくと覚えておくと、購入時にも判断しやすくなります。

飛行機に持ち込めるおすすめモバイルバッテリー

ここでは、容量がわかりやすく機内にも安心して持ち込める、容量別のおすすめモデルを紹介します。

【小型】MOTTERU mocolon モバイルバッテリー 5000mAh

MOTTERU mocolon モバイルバッテリー 5000mAh

容量5,000mAh(約18.5Wh)と、機内持ち込みに余裕のある軽量モデルです。約98gと軽く、PD20Wの急速充電に対応。淡いパステルカラーで見た目もかわいく、旅行のサブバッテリーとして手軽に持ち歩けます。容量が小さいぶん100Whのラインを気にする必要がなく、はじめての飛行機旅行のお供にも安心の一台です。

【標準】AUKEY Basix Mini 10000mAh PB-N83S

AUKEY Basix Mini 10000mAh PB-N83S

容量10,000mAh(約37Wh)と、スマホを複数回充電できる標準的な大きさのモデルです。ミニサイズながらしっかりした容量で、1〜2日の旅行や出張にちょうどよいバランス。100Whのラインに対して余裕があり、申告なしで持ち込めます。手のひらに収まるサイズで、機内の限られたスペースでもかさばりません。

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【大容量】Anker Zolo Power Bank 20000mAh

Anker Zolo Power Bank 20000mAh

容量20,000mAh(約74Wh)の大容量モデルでも、100Wh未満のため申告なしで機内に持ち込めます。USB-Cケーブルが一体化しており、最大30W出力で急速充電が可能。長時間のフライトや、複数のデバイスを充電したい長期旅行に頼れる一台です。大容量でも100Whを下回るので、容量を気にせず安心して持ち運べます。

搭乗前に確認したいポイント

最後に、空港でスムーズに手続きを進めるためのチェックポイントをまとめます。

  • モバイルバッテリーは受託手荷物に入れず、手荷物として機内に持ち込む
  • 容量(Wh、またはmAh)が本体に表記されているか確認する
  • ナトリウムイオン電池を採用した製品でないか確認する
  • 機内では充電・給電をせず、電源オフまたはケーブルを抜いて保管する
  • 不安な場合は、利用する航空会社の公式サイトで最新ルールを確認する

搭乗ゲート前のコンセントで事前に充電を済ませておくと、機内で使えなくても困りません。最近は空港や機内でのレンタルバッテリーサービスも増えているため、容量の大きいバッテリーを持ち歩きたくない場合は活用するのもおすすめです。

まとめ

2026年4月の新ルールでは、モバイルバッテリーの飛行機への持ち込みについて以下のポイントが重要になりました。

  • 160Wh以下を2個まで(100Wh以下なら個数制限なし)持ち込み可能
  • 受託手荷物は不可、必ず手荷物として機内へ
  • 機内での充電・給電は禁止
  • ナトリウムイオン電池採用製品は持ち込み・預け入れともに不可

一般的な5,000〜20,000mAhのモバイルバッテリーであれば容量面はクリアできるので、あとは使い方とナトリウムイオン電池の有無に注意すれば安心です。ルールを正しく理解して、快適な空の旅を楽しんでください。

※本記事は2026年4月24日施行の制度をもとにしています。最新のルールや詳細な容量基準は、国土交通省および利用する航空会社の公式情報を必ずご確認ください。