【2026年】防災用モバイルバッテリーおすすめ8選|乾電池式・ソーラーの選び方

スマホの充電回数の目安。乾電池式は約0.4〜0.5回、5,000mAhは約0.9回、10,000mAhは約1.7回、20,000mAhは約3.4回 コラム

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停電に備えるモバイルバッテリーは、20,000mAh前後を1台と、乾電池式を1台の組み合わせが現実的です。20,000mAhならスマホを約3回充電でき、使い切ったあとは乾電池で半分ほど足せます。

ソーラー充電は、数日かかるものと考えてください。コンセントが戻らないときの最後の手段で、これを主役にするとスマホが先に切れます。

何日分あればいいか

1人1日1回充電するなら、3日分で20,000mAhが目安です。容量の65%がスマホに届くとして計算すると、3,800mAhのスマホに約3.4回充電できます。

スマホの充電回数の目安。乾電池式は約0.4〜0.5回、5,000mAhは約0.9回、10,000mAhは約1.7回、20,000mAhは約3.4回

停電が数日で終わるとは限りません。2024年1月の能登半島地震では、石川県内の停電は発災時の約4万戸から、2月13日時点でも約1,400戸が残っていました(経済産業省の発表より)。

家族で使うなら、人数ぶんの容量が要ります。2人で3日なら40,000mAhで、1台で賄うより20,000mAhを2台に分けるほうが扱いやすいはずです。家電まで動かしたいときはモバイルバッテリーでは足りないので、防災用ポータブル電源の選び方を見てください。

3つのタイプの違い

タイプ 強み 弱み 役割
リチウムイオン式 容量が大きい、充電が速い 使い切ると電気が戻るまで充電できない 主役
乾電池式 電池があれば何度でも使える 4本でスマホ半分ほど。出力が低い 予備
ソーラー付き 電気が来なくても少しずつたまる 満充電まで数日。天気に左右される 最後の手段

乾電池式はスマホ半分ほど

単3形4本で入るのは、スマホの半分から少し多いくらいです。パナソニックのBH-BZ40Kは、約2,700mAhのスマホに0.5〜0.7回(未使用のエボルタNEO4本の場合)と公表しています。エレコムも、DE-KD06BKで約50%(AQUOS sense3を0%から充電した実測値)としています。

大きめのスマホだと、もう少し減ります。このサイトの基準の3,800mAhに換算すると約0.4〜0.5回です。

出力も低めです。BH-BZ40Kは5V/1A、エレコムのDE-KD01BKは5V/500mAで、最大2.5Wです。画面をつけたまま使っていると充電が進みにくいので、充電中は画面を消して置いておきます。

付属の電池に頼らないことも大事です。エレコムは付属電池を動作確認用としていて、充電できる量が少ない場合があると案内しています。買うときに単3形を4本から8本、別に用意しておくと安心です。

ソーラーは数日かかる

Ankerは、PowerCore Solar 10000のソーラー充電について、天候によって数日かかることがあるとしています。発売当時の記事では、晴天下で14時間当てて最大50%までと紹介されていました。

パネルを4面に広げるHIDISCの機種でも、パッケージの表記ではソーラー入力は最大6Wです。10,000mAhは約37Whなので、最大の発電が続いたとしても単純計算で6時間ほどかかります。実際は太陽の向きや雲で下がるので、1日で満タンになるとは考えないでください。

通販で見かける「6万mAh超のソーラーバッテリー」は、数字をそのまま信じないほうが無難です。このサイトの掲載製品の中央値では20,000mAhで415gなので、60,000mAhなら単純計算で1kgを超えます。それより軽ければ、表記の容量が本当か疑ってよいと思います。61,200mAhが本当なら約226Whで、160Whを超えるため飛行機にも持ち込めません。

防災用おすすめ8選

製品 タイプ 容量 最大出力 重さ
Verbatim MB10000ZV2 半固体 10,000mAh 20W 197g
MATECH PowerCube 20000 半固体 20,000mAh 45W 316g
エレコム EC-C74LBK リン酸鉄 12,000mAh 45W 360g
パナソニック BH-BZ40K 乾電池式 単3形4本 5W 約165g(電池込み)
エレコム DE-KD02BK 乾電池式 単3形4本 – –
エレコム DE-KD01BK 乾電池式 単3形4本 2.5W –
HIDISC HD4-MBTCD20WSP4L10BK ソーラー付き 10,000mAh 20W 395g
Anker PowerCore Solar 10000 ソーラー付き 10,000mAh 15W 約267g

「-」は公表値が不明な項目です。

Verbatim MB10000ZV2|寒い部屋でも使いやすい半固体

Verbatim 半固体モバイルバッテリー 10000mAh MB10000ZV2

197gと軽く、ふだん持ち歩きながら防災にも回せる1台です。同社によると放電時の動作温度は-15〜45℃で、冬の停電で暖房が止まった部屋でも使える範囲に入ります。充放電は約1,500回で容量80%(同社)。スマホ約1.7回分なので、1人2日弱が目安です。

MATECH PowerCube 20000|3日分を316gで

MATECH PowerCube 20000 45W 半固体電池モデル

20,000mAhで316gは、掲載製品の中央値415gより約100g軽い重さです。避難時にかばんへ入れるなら、この差は効きます。半固体電池で、残量がデジタルで見えるので、保管中の点検もしやすいです。最大3台まで同時に充電できます。

エレコム EC-C74LBK|長く置くならリン酸鉄

エレコム リン酸鉄モバイルバッテリー 12000mAh PD45W EC-C74LBK

充放電約2,000回(同社)のリン酸鉄リチウムイオン電池です。電圧が低い電池なので、同じmAhの一般的な製品より重く、取り出せる電気も少なめになります。容量より、長く使い回せることを重視する人向けです。電池の違いはリン酸鉄リチウムイオンバッテリーとはにあります。ケーブルは付属しません。

パナソニック BH-BZ40K|ライトとしても使える

パナソニック 乾電池式モバイルバッテリー BH-BZ40K

LEDライトを兼ねていて、約8lmで連続約80時間(エボルタNEO使用時)点灯します。停電の夜に手元を照らす程度の明るさです。エボルタNEOが4本付き、エネループなどの単3形充電池でも動きます。USBケーブルは別に要ります。

エレコム DE-KD02BK|USB-CとAの2ポート

エレコム 乾電池式モバイルバッテリー DE-KD02BK

USB-CとUSB-Aが1つずつあり、A-Cケーブルと単3形アルカリ乾電池4本が付きます。ケーブルを別に買わなくていいので、防災リュックにそのまま入れられます。2台同時には充電できません。

DE-KD02BK

エレコム DE-KD01BK|USB-Aだけの小型

エレコム 乾電池式モバイルバッテリー DE-KD01BK

USB-Aが1つだけのシンプルな形で、大きさは36×36×87mmです。ケーブルは手持ちのものを使います。家族のぶんを追加で用意するならこちらで足ります。出力は5V/500mAです。

DE-KD01BK

HIDISC HD4-MBTCD20WSP4L10BK|パネル4面

HIDISC ソーラーパネル4面搭載モバイルバッテリー 10000mAh

折りたたんだパネルを広げて4面で受けます。ふだんはUSB-Cで充電できるので、電気が来ているうちに満タンにしておく使い方が向いています。395gは10,000mAhの中央値202gの約2倍で、持ち歩く用には重いです。販売ページの説明でも、パネルは「緊急用」と書かれています。

HIDISC ソーラーパネル4面搭載モバイルバッテリー 10000mAh HD4-MBTCD20WSP4L10BK
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Anker PowerCore Solar 10000|防水防塵のライト付き

Anker PowerCore Solar 10000

IP64の防水防塵で、ライトとSOS点滅が付いています。屋外に置いておきやすいのが強みです。2020年に出た製品で、充電口はMicro USBなので、ケーブルが手元にあるかを見ておいてください。

置いておくだけにしない

防災用に買ったバッテリーは、しまいこむより、ふだん使いに回すほうが確実です。Ankerは、長く使わない場合でも3か月に1度は放電と充電をするよう案内しています。空のまま放っておくと、電池が傷んで充電できなくなることがあります。

  • 車の中に置かない:2025年のモバイルバッテリー火災482件のうち、高温下での使用・保管が23件ありました(消防庁)
  • 乾電池は本体に入れたままにしない:長く使わないときは取り出すよう、パナソニックも案内しています
  • ケーブルを一緒に入れる:端子の合うケーブルがなければ、電気があっても充電できません
  • 膨らんでいないかを見る:点検のときに平らな机に置いて確かめ、ガタつくものは膨らんだときの扱いのとおりに処分します

保管の温度や残量の目安はモバイルバッテリーの正しい保管方法に載せています。

よくある質問

防災用のモバイルバッテリーは何mAhあればいいですか?

1人3日分なら20,000mAhが目安です。容量の65%がスマホに届くとして計算すると、3,800mAhのスマホに約3.4回充電できます。家族で使うなら人数ぶん増やします。

乾電池式のモバイルバッテリーはスマホを何回充電できますか?

単3形4本で半分ほどです。パナソニックのBH-BZ40Kは約2,700mAhのスマホに0.5〜0.7回、エレコムは約50%と公表しています。乾電池があれば繰り返し使えます。

ソーラー充電のモバイルバッテリーは防災に使えますか?

使えますが、主役にはなりません。AnkerはPowerCore Solar 10000のソーラー充電に数日かかることがあるとしています。ふだんはコンセントで満タンにしておき、電気が戻らないときの最後の手段と考えてください。

防災用のモバイルバッテリーはどう保管すればいいですか?

車内など暑い場所を避け、3か月に1度は残量を見て充電し直します。しまいこむより、ふだん使いに回すほうが確実です。乾電池は本体から出しておきます。