電池を捨てられない人が半数|都庁の回収で4,625点

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【2026年10月17日 追記】都庁の回収キャンペーンは9月30日で終わり、最終集計は16,103点(うちモバイルバッテリー5,114点)でした。月別・品目別の内訳は都庁の電池回収、3か月で16,103点に書いています。

使えなくなったモバイルバッテリーを、家に置いたままにしていませんか。2026年9月、その「置いたまま」の理由を裏づける数字と、回収窓口を増やす動きが相次いで公表されました。

都庁の回収ボックスに1か月で4,625点

東京都は、株式会社フォーステック、KDDI株式会社と共同で、都庁第一本庁舎1階南側にAI自動分別リサイクルボックス「Bin-e」を設置し、リチウムイオン電池等の回収実証を行っています。実施期間は2026年6月26日から9月30日までです。

公表された中間集計(6月26日〜7月31日の36日間)では、1,983人が持ち込み、4,625点が回収されました。品目別の内訳は次のとおりです。

品目 点数 割合
モバイルバッテリー 1,500点 32.4%
携帯電話(フィーチャーフォン) 820点 17.7%
スマートフォン 700点 15.1%

最も多かったのがモバイルバッテリーで、全体の3分の1を占めています。

持ち込んだ理由の48.7%が「捨て方がわからなかった」

注目したいのは、なぜこれまで捨てられずにいたのかという回答です。

東京都庁の回収実証で持ち込んだ理由の内訳を示した横棒グラフ。「捨て方がわからなかった」が48.7%(831件)で最多

  • 捨て方がわからなかった:831件(48.7%)
  • 面倒だった:253件(14.8%)
  • 住んでいる自治体では捨てる方法がなかった:216件(12.7%)

処分方法や回収先に関する回答を合わせると1,047件(61.4%)にのぼります。危険だと知りながら放置していたというより、どこへ持っていけばいいのか分からなかった人が大半だったということです。

読んでいる方も同じかもしれないので、先に書いておきます。モバイルバッテリーは普通ゴミには出せません。出し先は次の3つです。

  • 家電量販店・ホームセンターの回収ボックス(JBRCの協力店)。最寄りはJBRCの協力店・協力自治体検索で調べられます
  • 自治体の拠点回収・小型家電回収。受け入れ可否は市区町村によって異なります
  • メーカーの回収窓口。郵送に対応しているメーカーもあります

出す前に、端子に絶縁テープを貼ってください。手順は【2026年最新】モバイルバッテリーの正しい捨て方にまとめています。

Ankerが埼玉県と組んで店頭回収

回収できる場所も増えます。アンカー・ジャパンは2026年9月1日、埼玉県および松田産業株式会社と連携し、リチウムイオン電池等の店頭回収を実施すると発表しました。

  • 期間:2026年10月1日〜12月23日
  • 対象品目:モバイルバッテリー/ワイヤレスイヤホン/加熱式・電子たばこ
  • 対象製品:Ankerグループ製品以外も回収対象

実施店舗は、Anker Store 入間(三井アウトレットパーク入間 1F)、Anker Store ららぽーと富士見(2F)、Anker Store 越谷レイクタウン(イオンレイクタウンkaze 3F)、Anker Store ふかや花園(ふかや花園プレミアム・アウトレット)の4店舗です。

他社製品も持ち込めるのが大きい点です。「買ったメーカーの窓口がない」という理由で止まっていた人には現実的な選択肢になります。

なぜ回収の話がこれだけ出てくるのか

不適切に捨てられた電池が、収集や処理の過程で発火しているからです。消防庁の調査では、廃棄されたリチウムイオン電池等を回収中の塵芥車・ごみ処理関連施設から出火した火災が、令和4年161件、令和5年171件、令和6年180件と増え続けています(消防庁 令和8年1月29日公表)。

環境省も、市町村に対してリチウム蓄電池の分別・拠点回収を徹底するよう方針を示しています。今回の都庁の実証もAnkerの取り組みも、その流れのなかにあります。

まとめ

  • 都庁の回収実証では36日間で4,625点が集まり、うちモバイルバッテリーが1,500点(32.4%)
  • 持ち込んだ理由の48.7%が「捨て方がわからなかった」
  • Ankerは埼玉県と連携し、10月1日から県内4店舗で他社製品も含めて回収
  • 普通ゴミには出せない。JBRC協力店・自治体の拠点回収・メーカー窓口のいずれかへ

膨らんでいるものは無人の回収ボックスに入れず、店舗のスタッフか自治体の窓口に相談してください(膨らんだモバイルバッテリーの保管方法と処分)。買い替えを考えている方は発火しにくいモバイルバッテリー14選もあわせてどうぞ。

次に買うときは

次に買うときは、安全性で選ぶのもひとつです。電解質の流動性を抑えた半固体・準固体電池のモデルが、2026年に入って各社から出揃いました。

エレコム 半固体モバイルバッテリー DE-C85-5000BK

5,000mAh・約135g、最大22.5W。充放電回数から電池の健康状態を診断するHealth Monitorを搭載し、買い替えどきが分かります。

エレコム 半固体モバイルバッテリー 5000mAh 22.5W DE-C85-5000BK
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MOTTERU MOT-MBSS10002(準固体)

10,000mAh・約208g、PD30W。MOTTERUはJBRCの正規会員として自社製品の無償回収を行っています。