モバイルバッテリーにひび割れ|そのまま使っていい?補修・保管・捨て方

モバイルバッテリーのひび割れの状態ごとの対応。ケースが割れていたら使うのをやめ、継ぎ目が開いていたら膨らみを疑う コラム

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モバイルバッテリーのケースにひびが入っていたり、角が割れていたりしたら、まだ動いていても使うのをやめてください。充電器にもスマホにもつながず、燃えるものから離して、処分の準備をします。

ケースは見た目の部品ではなく、中のリチウムイオン電池を衝撃から守っています。割れている場合、本体に強い力が加わったか、中の電池が膨らんで押していることがあります。

ひびに気づいたらやること

  • つないでいるケーブルを抜く:動作確認のために充電し直さない
  • 熱くないか、においがしないかを確かめる:熱い、焦げくさいときは手で持ち続けない
  • 燃えるものから離す:紙・布・カーテン・段ボールのない場所へ移す
  • 数時間後にもう一度見る:内部の傷みは、時間をおいてから熱になることがあります

煙が出ているときは近寄らず、煙や火が出たときの対処のとおりに動いてください。

割れ方で見分ける

モバイルバッテリーのひび割れの状態ごとの対応。ケースが割れていたら使うのをやめ、継ぎ目が開いていたら膨らみを疑う

状態 考えられること どうするか
表面にこすれた傷だけ ケースは割れていない 膨らみ・熱・においがなければ使える。様子は見る
ケースにひび・欠けがある 落下や圧迫で強い力が加わった 使うのをやめて処分する
継ぎ目が開いている、ふたが浮いている 中の電池が膨らんで押している 押さずに離す。膨らんだときの扱いへ
液が出ている、べたつく、焦げたにおい 電池が傷んでいる 素手で触らない。燃えるものから離す

迷いやすいのは、落とした覚えがないのに継ぎ目が開いてきた場合です。平らな机に置いてガタつくなら、膨らんでいると考えてください。落としたあとの確認項目はモバイルバッテリーを落としたときの判断基準にまとめてあります。

ひびが危ない理由

NITE(製品評価技術基盤機構)は、落とす、ぶつけるなどの強い衝撃で一部が変形や破損をしている状態を、発火につながるリスクが高くなっている異常のひとつに挙げています。充電や使用をやめて、販売店やメーカーに相談するよう案内しています。

ケースのひびが小さくても、中の電池が無事かどうかは外から分かりません。2026年6月の報道では、少し膨らんだ電池に強い力が加わって発火した事故があったとして、NITEがリュックに無造作に入れないよう呼びかけています。傷んだ電池は、かばんの中で押されるだけでも危険なことがあります。

テープで塞いで使ってもいい?

使わないでください。テープはひびを隠すだけで、中の電池の傷みは直りません。接着剤で留めるのも同じです。分解して中を確かめるのも、ショートの原因になります。

テープを使うのは、処分のために端子を覆うときだけです。

処分するまでの置き方

  • 周りに燃えるものを置かない:玄関の三和土、浴室、金属トレーの上など
  • 端子を絶縁する:USB端子にビニールテープを貼り、小銭や鍵と同じ袋に入れない
  • 直射日光の当たる場所や、暑い場所を避ける:車の中には置かない
  • 上に物を載せない:割れたところに力がかからないようにする

金属の缶や耐火ポーチがあれば、入れておくとより安全です。密閉はせず、蓋は軽く載せる程度にしてください。

捨て方

燃えるごみや不燃ごみに混ぜないでください。ごみ収集車や処理施設の火災の原因になります。

家電量販店などの無人の回収ボックスは、傷んだものを対象外にしていることがあります。箱に直接入れず、店員に確かめてください。出し方は自治体で大きく違い、このサイトで27自治体を調べたところ、集積所に出せる市もあれば、拠点への持ち込みが必要な市もありました。

買ったばかりで、落とした覚えもないのに割れてきたときは、捨てる前に販売店かメーカーへ連絡してください。保証期間内なら交換になる場合があります。製品の写真と、購入日の分かるものを残しておくと話が早く進みます。

リコールの対象か確かめる

膨らみや発熱で割れてきた場合は、リコール対象の製品かもしれません。回収や返金の窓口が開いていることがあるので、型番をモバイルバッテリーのリコール一覧で確かめてください。

割らないための持ち方

ケースの割れは、落下だけでなく、かばんの中の圧迫でも起こります。重い荷物の下に入れない、硬いものと一緒に詰め込まない、ズボンの後ろポケットに入れて座らない、といったことで防げます。

持ち歩くことが多い人は、外装に守りがついたモデルもあります。iFace SafePaqはTPUのバンパーで本体の周りを囲っていて、カラビナでかばんの外に下げられます。ただ、バンパーがついていても、強い衝撃のあとは中の確認が必要なことに変わりはありません。

iFace SafePaq 半固体モバイルバッテリー 5000mAh
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iFace SafePaq 半固体モバイルバッテリー 10000mAh
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よくある質問

モバイルバッテリーにひびが入っても使えますか?

使うのをやめてください。ケースは中の電池を守る部品で、ひびがあるのは強い力が加わったか、中から押されているサインです。NITEも、衝撃で一部が変形や破損をしている状態は充電や使用をやめて相談するよう案内しています。

ひび割れたモバイルバッテリーをテープで補修してもいいですか?

補修して使うのは避けてください。テープや接着剤で外側を塞いでも、中の電池の傷みは直りません。テープを使うのは、処分のために端子を覆うときだけです。

ひび割れたモバイルバッテリーはどこに捨てればいいですか?

燃えるごみには出せません。無人の回収ボックスは傷んだものを対象外にしていることがあるので、店員に確かめるか、お住まいの自治体の案内に従ってください。

継ぎ目が開いてきたのは、ひび割れと同じですか?

電池が膨らんでケースを押している可能性があります。押したり閉じたりせず、燃えるものから離して、膨らんだものとして処分してください。